
意気揚々とフリーランスデビューをして数カ月後の話。
旧ブログを再編して掲載。
完全在宅でエージェント契約とかもない状態でフリーランスになって多分最初に詰まるのは、仕事にいたるまでの部分。実際、仕事ってどうやって取ります?
仕事を勢いで辞めた後、こっそり副業していた頃のお客さんとそのお客さんからの紹介の新規のお客さんの仕事をポンポンと得たが、営業活動ゼロだったため、来月から仕事がないなんて状態になった。
案件対応中は、ぶっちゃけ開発に伴う作業しかする暇がない。フリーランスになってから暫くは、運良く仕事の方から自分に来てくれたという状況が相当幸運だっただけで、普通は営業が先に来るはず。
名前が売れている法人でもなく、フリーランス群雄割拠の中のたった一粒の無名の自分が自力で仕事を取ってこないといけない。これは大変だわ!
クラウドソーシングサイトを使う
副業時代から大手2サイトさんにはすでに登録していた。今でもたまに、サイト経由で依頼を貰ったり、面白そうな案件は提案してる。

副業時代から登録していたサイト。小さめの案件が多いが、案件数も人も多いイメージ。
ロゴ・デザイン依頼が多く、開発案件は少なめ。

ここも副業時代から登録していたサイト。中規模が多いが案件数自体はそんなにないイメージ。メニューの位置とかからも開発案件推しっぽいけど、ある時からライティングがべらぼうに増えた。
クラウドソーシングサイトは、完全にスポットを前提として依頼するための、行きずりエンジニアを探す、探されるサービスな気がする。
クラウドソーシングサイト経由の傾向
- 完全スポットが多いく、サイト経由でのやり取りがメインで、お客さんとの距離が遠く感じる=長い付き合いが生まれにくい
- 相場を知らない低予算のお客さんの案件が多い
- 競合に勝つために価格を下げるという、作業者サイドのデススパイラルで値崩れが凄い
- ちょい出来きる事で「自分はプロ」と錯覚するエンジニアが多くて、お客さん→エンジニアへの信頼が想像以上に低い
- 気をつけないと違法なものにぶち当たることがある
(一度、警察が来たことあった。) - スタートアップ系の無茶振り案件も多く、よく話を聞かないで受注してしまうと高負荷でこっちが潰れる
この2サイトから生まれた長い付き合いはゼロではないし、時間をかけて探したりするといい案件もある。他のクラウドソーシングサイトにも登録してあったけど、結局この2サイトに戻ってきてしまうから使い勝手もいいように思う。
いっそ飛び込み営業
普通の会社だったらどうやって仕事を取るんだろう?営業とか接客とかの経験がゼロの自分には全く想像がつかない。「飛び込み営業」とか聞くけど、それってどうなんだろう、ということでやってみたヤツ。
ただし、実際に店舗・会社に行くとか電話をするのではなく「メールや問い合わせフォームから」っていう飛び込みメール営業。
だってオフィスカジュアルな服装、全部捨てちゃったし。
ノマドしている間は、その飛び込みメール営業をすることにした。
先に結果を言うと、「そりゃ、効果はゼロじゃないけどコスパは良くない」。
トータル3000件くらい飛び込み営業メールを送ったけど、契約にいたったのは、11社。まったくもってコスパは良くない。
それでもやってみようかなと思う人がいたら是非。
飛び込みメール営業で心がけること
得意分野のサイトに完全に絞る
私の場合、特にフリーになってからの実績が多い傾向にあったECに絞ることができたので、ECであれば業種はわりとなんでもいけた。が、やっぱり対応したことのある業種だと食いつきはよかった。
自分の経歴以外のコピペはしない
クラウドソーシングサイトの提案でもそうだけれど、コピペは絶対しない。
案件内容やサイトをちゃんと見ての提案だということが伝わらないと、所詮、相手からしたらただスパムでしかない。
返事があるだけマシだと割り切る
こっちは無名の得体の知れない個人事業主(と言い張る謎の人)。
下手したらやばい病気なんじゃないかくらいの熱いメールが突然届くわけだから警戒もされる。法人みたいに登記という担保があるわけでもない。
しかもサイト運営に携わったことあるならご存知かと思うが、営業メールやスパムメールは相当数来る。
そんな中の1つのメールに返事をくれる方が珍しい。お断りメールでも嬉しいレベル。
1枚ペラでもいいから営業用サイトを用意しておく
できれば独自ドメインで。
お客さん的には、「私」が何者かを判断する材料になるので、ドメインの有無でそもそも信頼のスタート地点が違う。
提案内容を明確にする
お客さんに「なるほど、これはやったほうがいいな」と思ってもらえるようなクリティカルなものを探して、2・3個の内容を明確に提示しておく。
私の場合は、事前にクリティカル度をつけたチェックシートを用意して、ECサイトを見てチェックして提案していた。具体的にはこんな感じ。
| クリティカル度 | 項目 | 売上直結 | ビジュアル | 使い勝手 |
|---|---|---|---|---|
| 10 | SSL対応 | △ | – | – |
| 10 | SP対応 | ○ | ○ | – |
| 9 | クレカ対応 | ○ | – | – |
| 8 | パンくず(SEO) | ○ | ○ | ○ |
- クリティカル度
自分で判断した「これはやったほうがいいよね」「E Cだと必須だよね」と思うランク。1~10で用意していた。 - 売上直結
対応することでECの売上に影響する確率が高いかどうか。お客さん的には必須。 - ビジュアル
見た目に影響するかどうか。見た目でサイトの印象って相当変わる。統一されたデザインの中に突然、異色のパーツが出てきたら「?!」って見てる人はなる。小規模ECだと初見のユーザーは「サイトから感じた雰囲気」で、このサイトで購入するしないの判断がまずわかれちゃう。 - 使い勝手
購入フローが分かりづらいEC、ものを探しづらいEC…これもユーザーの購買意識につながる。
競合サイトもチェックする
業種によっては、圧倒的強さを誇る老舗ECだったり大手ECがいたりする。そういうサイトのコピーサイトになる必要はないわけで、ちゃんと営業先サイトに合いつつも、競合と比較したらこういう強みが出るよみたいなのを説得できるようにしておく。
人脈をたどる
一番安全で、一番ラクな仕事の取り方。
ただし、仕事を貰えるだけの人の繋がりって築くこと自体難しい。フリーランスにいたるまでにこれを山程築くことができた人は、多分エンジニアにはなっていないのではないかと思う。
昔世話になった会社から案件を貰うなんてのも、完全在宅となるとコンプライアンスの問題が出て、わりと厳しいのが実情だと思う。
まとめ
完全在宅の無名フリーランスなんて、結局自分から動かない限りは仕事から勝手に舞い込むなんてことはないから、出来ることを出来る限り潰していくしかない。